オイルレスヒーター(山善)は暖かくない⁉表面温度は?子育てママの口コミレビュー

生活

 

最近話題のオイルレスヒーターですが、以下のようなマイナスな口コミをよくみます。

  • 暖かくない
  • 表面温度が高くて危険
  • 電気代が高い

今回は、悩みに悩んで購入した山善のオイルレスヒーターの口コミレビューをします!

結論、山善のオイルレスヒーターは、条件が合えばとてもおすすめです!2歳の子供と犬がいる我が家では、私の予想を大きく上回り、大活躍してくれています。

ただし、条件が合わなければ全く使い物にならないと思われます。

注意点デメリットも含めて、使ってみた感想を率直に紹介させていただきますね。

また電気代がどれくらいかかるのか、具体的な数字もご紹介しますので、購入前の参考にしていただけると幸いです。^^

 

オイルレスヒーターとは?仕組みは?

オイルレスヒーターとは、室内の空気をじんわり温める暖房器具です。

オイルレスヒーターの特徴は以下3つ。

  • 空気を汚さない
  • 乾燥しない
  • 静か

エアコンのように風が出ることもなく、パネルヒーターのように局所的に発熱することもありません。

外観も名前も『オイルヒーター』とよく似ていますが、全く別の暖房器具です。室内の空気をじんわり温める機能は同じですが、オイルヒーターは本体内のオイルを加熱して間接的に空気を温めるのに対し、オイルレスヒーターはオイルを使わず、直接空気を温めます。オイルヒーターよりオイルレスヒーターの方が、速暖性があるそうですよ。

 

山善オイルレスヒーターの口コミレビュー

我が家のオイルレスヒーター購入は、寝室利用が目的です。

旦那が乾燥に弱くエアコンが使えないこと、2歳児の夜泣き対応がまだ必要であることから、乾燥しないかつ安全な暖房器具を探していました。オイルヒーターやパネルヒーターも検討しましたが、リサーチの末にオイルレスヒーターに行きつきました。

今回我が家が購入したオイルレスヒーターは、山善の商品で8畳用です。

オイルレスヒーターはまだ流通しはじめたばかりであり、ノーブランドには不安がありました。それなりに名の通ったブランドで、価格が2万円以下という点で選んだ品です。

では、いざ使ってみた感想をお伝えします!

暖かさ・速暖性

暖かさ、速暖性、ともに大満足です!

我が家では、5畳ほどの和室(寝室)で利用します。まず電源を入れて、すぐに本体上部が熱くなるのがわかりました!予想以上にはやい体感です。

中レベル(700W)に設定して1時間放置後、部屋に戻ると、扉を開けた瞬間にホワッと暖かさを感じました。

<速暖性>
700W1時間
外気温度6℃
室内温度9℃ ⇒ 13度まで上昇

たった1時間で、外気温が一桁にもかかわらず寝室内は13度まで上昇していました。700Wという少ない発熱で、速暖性は悪くないですね。

翌朝まで弱レベル(500W)で作動させた結果は以下。

<暖かさ>
500W(16度設定)

最低外気温1℃
室内温度 13~16度を翌朝までキープ

翌朝起きると、温度計は設定どおりの16度でした!オイルレスヒーターから一番遠い畳の上で計測しても13度。

不思議なのですが、部屋の上部だけ暑いなんていうこともなく、全体がとても心地よいくらいなんです。実際に寝てみると、ちょうど良い快適感。子供は綿長袖肌着・キルト綿パジャマ・分厚いスリーパーだけで、冷えることなく寝れています。大満足ですね。

ただし、朝、扉の開閉が多くなると室温は一気に急降下。そこから回復させるのは難しそうでした。やはりオイルレスヒーターは、密閉した部屋でのみ効果を発揮する暖房器具ですね。

乾燥

購入後、毎晩利用していますが、乾燥を感じることはほどんどありません!

<湿度>
500W(16度設定)
翌朝計測の結果

部屋の上部:50%
部屋の下部:61%

エアコン作動時は50%を切っていた湿度が、オイルレスヒーターだと器具のすぐ上でも50%超を朝までキープしています。寝ている布団付近は60%超え。

数値よりも、体感が全く違って驚きました。風がないからかな?

乾燥による鼻詰まりや咳き込みでよく起きる子供も、熟睡できています。^^

表面温度

発熱は本体上部のみ(以下写真)です。本体の横は全く熱を持っていません。

上の発熱部分を直接触った体感は、以下のようでした。

最弱レベル :暖かい~少し熱いくらい
最強レベル :触り続けてしまうと火傷するくらい

最強レベルでも、触ってすぐ火傷することはなさそうです。最弱レベルであれば、暖かい程度。安心しました。

まだ危険についての判断が難しい小さな子供の場合は、強いレベルだと触り続けて火傷する可能性があるので注意が必要ですね。我が家は最弱設定のみで利用するつもりなので、心配なさそうです。

静かです!全く音を感じません。

他商品のオイルレスヒーターは「カチカチと音が気になる」など口コミがありましたが、山善のオイルレスヒーターは、たまに聞こえるくらい(我が家の場合です)。

ちなみに「カチカチ」という音は、金属の膨張・収縮音だそうです。もしかすると外気温が低いと、頻繁に音が鳴るのかもしれません。

重さ

重量は5.5キロ、軽いです。

女性ひとりで階段もへっちゃらでした♪

タイマーや温度設定の機能

24時間対応の入切タイマーはとても便利です。タイマーを活用することでつけ忘れ、消し忘れの心配が少なく、忘れっぽい私にはとても重宝しています。

温度の設定もでき、室温が高くなりすぎることもありません。電気代の節約にもなり、嬉しい機能ですね♪

操作性

機能は優れているのですが、操作性がイマイチと感じました。

多機能のわりに簡易的な表示画面ひとつだけなので、どの操作を行っているのかわかりにくいのです。またボタンは固く押しづらいし、ダイヤルは軽すぎて回りすぎてしまいます。

とはいえ、3日ほどで慣れました。ボタンやダイアルの力加減は好きではありませんが、慣れてしまえば感覚的に操作でき、スムーズに利用できています。

ただ、たまにしか触らない旦那に操作を頼むのは難しいかな?といった感じです。

外観など

外観はとてもシンプルですっきりした印象です。安っぽい感じはないし、どんな部屋でも馴染むのではないでしょうか。

個人的に高得点だったのは、コードを巻き込んで収納できること(以下写真)。コードって、邪魔でよくイライラしちゃうんですよね。

 

山善オイルレスヒーターを使ってわかったメリット

では、実際に使ってみた感想をもとに、オイルレスヒーター(山善)のメリット・デメリットをまとめます(個人的な見解であることご了承ください)。まずはメリットから。

メリット①程よい速暖性と暖かさ

狭い密閉した部屋利用なら、心地よい暖かさの空間を作ることができます。速暖性も十分です。

ただし、密閉性のない場所や、開閉の多い部屋ではほぼ無意味に近い暖房器具になってしまいます。パネルヒーターなどのように本体の近くにいれば暖かいなんてこともありません。

利用場所が密閉した部屋どうか、購入前の重要ポイントです。

メリット②暖房特有の乾燥なし

暖房器具特有の乾燥リスクを減らせます。

エアコンや石油ヒーターは、かなり空気が乾燥します。パネルヒーターも、暖まる側の皮膚の水分が奪われてしまいますよね。

それらと比較すると、オイルレスヒーターはほぼ乾燥知らず。もちろん気温が上がれば湿度は下がりますが、自然現象に近い変化です。

メリット③子供がいても使える安全性

火傷の心配も少なく、チャイルドロックや転倒オフ機能もあり、子供がいても使いやすい暖房器具です。

表面温度はすぐに火傷するほどではなく、ある程度の判断ができる子ども(2歳くらい)であれば、心配なく利用できると思います。

また転倒オフ機能もあるので、子供が倒しても大丈夫。

またチャイルドロックがあり、勝手に高温にされたりする心配もないですね。(チャイルドロックを設定していても『電源オフ』はできてしまうので、知らない間に切られてしまう可能性はあります。)

メリット④電気代の節約機能あり

5段階の温度設定ができ、希望温度以上に加熱することがないので電気代の節約に繋がります。

パネルヒーターなどにはない嬉しい機能ですね。

メリット⑤便利な入切タイマーあり

山善のオイルレスヒーターには24時間対応入り切りタイマーがあり、とても便利です。

部屋に入る予定の1時間前に入タイマーを設定しておいたり、消し忘れ防止のために部屋を出る予定の時間に切タイマーを設定したり、24時間設定なので様々な使い方ができます。

メリット⑥お手入れがラク♪

山善のオイルレスヒーターは、お手入れがとてもラクチンです。

エアコンのフィルター清掃などの必要がなく、基本は乾いた柔らかい布で拭いたり、通気口に溜まったホコリを掃除機で吸い取るなど、簡単な清掃だけ。嬉しいですよね!

 

山善オイルレスヒーターを使ってわかったデメリット

次に、実際に使ってみてわかったデメリットをまとめます。

デメリット①操作がわかりにくい

ボタン操作が分かりにくいのがマイナス点でした。

簡易的な表示画面ひとつだけで様々な機能を表示するので、慣れるまではわかりにくいですね。慣れてしまえば感覚的にできるので、毎日使うならデメリットにはならないかもしれません。

デメリット②広い部屋・密閉度が低い部屋には不向き

広い部屋・密閉度が低い部屋には不向きです。

山善のオイルレスヒーターは、扉の開閉がない状態で、「コンクリート住宅・断熱材ありで最大8畳まで」の利用を想定した暖房器具です。広く開放的な部屋や、開閉が多い部屋では暖房効果を感じにくいですね。

デメリット③細かい温度設定はできない

温度設定ができることがメリットでもありましたが、その温度設定は5段階のみ(16・19・22・25・28℃)であり、1℃刻みの細かい温度設定はできません

我が家はあまり気になりませんが、温度を微調整したい方にとってはデメリットですよね。

デメリット④自動オフ機能がほしい

個人的にマイナスと感じるのは、自動オフ機能がないこと。

おっちょこちょいな私は、消し忘れの心配を常にしています。切りタイマーはありますが、そのタイマー設定を忘れる可能性があるのです。

できたら、12時間作動したら自動で切れるような機能がほしかったな、という希望を兼ねてご紹介です。^^;

 

 

オイルレスヒーターの電気代は高い?

様々なサイトを見ていると、オイルレスヒーターはエアコンに比べると電気代が高くなりそうですね。では実際にどれくらいの金額になるのでしょうか?

オイルレスヒーターの電気代は、利用レベル(W)設定温度で変化します

まず一晩(10時間)稼働させた場合の最大の電気代を確認しましょう。

500W ×10時間=最大155円
700W ×10時間=最大217円
1200W×10時間=最大372円
(電気料金目安単価31円)
※取扱説明書内の記載を参考にしています

上記は最大の金額です。温度設定機能により指定温度を超えると過熱を止めるので、電気代は上記数字より低いと予想されます

我が家は『最弱500W』で『最低温度16℃』利用の予定なので、最大でも一晩155円。さらに扉の開閉がない夜中利用なので、もっとずっと安くなりますね。これくらいなら、我が家は必要経費かなと思えます。(電気代請求金額がわかったら、改めてご紹介しますね)

もし山善以外のオイルレスヒーターを購入するなら、温度調整機能が付いているタイプがおすすめです!

 

 

オイルレスヒーター(山善)は条件が合えば暖かいおすすめの暖房器具です‼

「暖かくない」「表面温度が高くて危険」「電気代が高い」などマイナスな口コミも多数見受けられるオイルレスヒーターですが、山善の商品を使った我が家の感想は、機能・価格総合的に花丸でした!!

オイルレスヒーターは、暖かく速暖性も十分あるのに乾燥知らず。お手入れもラクチン。表面温度も高すぎず、火傷の心配が少ないです。

その中でも山善のオイルレスヒーターは、温度調整機能やタイマー機能で切電効果も期待でき、転倒防止機能やチャイルドロックなど子供やペットがいる部屋でも安心して利用できます。

ただし密閉性の少ない部屋などでの使用では、十分な暖房効果が得られないのでお控えください。

山善のオイルレスヒーターは、条件が合えばとてもおすすめですよ!大きな声でおすすめしたいです!もし悩んでいる方がいらっしゃったら、利用状況をしっかり検討して、ご購入下さいね。

オイルレスヒーターの購入を検討されている方の参考になりますと幸いです。^^

 

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