出産後の退院、はじめて赤ちゃんを自動車に乗せるとき、びっくりしました。チャイルドシートの中の赤ちゃんが苦しそう……。グスグスだし、前のめりになるし、とっても危険。
同じように困ってる人いませんか?試行錯誤して改善した我が家の記録です、参考になれば幸いです。^^
新生児のチャイルドシートが苦しそう
状況としてはこんな感じです。↓
付属品のパットなどはすべて装着していますが、グスグスなんです。タオルなどで隙間を埋めてみましたが、どうしても重力で首が横に折れてしまいます。
首も座っていない新生児、こんな状態で問題ないのでしょうか?呼吸が遮られないのか心配です。
さらに、油断するとこんな状況に……。↓
(少し成長した写真です)
これら問題は、チャイルドシートのリクライニング角度だと思われます。もっと後ろに倒れて、寝ている状態に近くなれば赤ちゃんは楽になると思われます。
でも、チャイルドシートはこれ以上後ろに倒れません……。
新生児のチャイルドシートの適正角度は?
そもそも新生児のチャイルドシートの適切なリクライニング角度は何度なのでしょうか?
調べたところ、赤ちゃんのチャイルドシートは後ろ向きに取り付け、リクライニング角度は45度が適切だそうです。
赤ちゃんの背もたれ角度は45度に。この角度が、赤ちゃんを事故の衝撃から守り、居住性も保たれます。安全と快適を両立する黄金角度が、45度なのです。
(引用:JAF「乳児専用タイプ(後ろ向きに取り付け)(はじめてのチャイルドシート クイックガイド)」)
アップリカ「クルリラ」は後ろ向きで新生児から対応品
我が家が使っているチャイルドシートは、アップリカの「クルリラAD」。
後ろ向きで乗せることで新生児から対応している商品です。
(引用:アップリカ公式サイト)
(※写真の130度は赤ちゃんの腰の曲がる角度であり、地面との角度ではありません。)
新生児対応しているのアップリカ「クルリラ」。しかし、我が家で設置しているアップリカ「クルリラ」は、45度まで倒れていません。
取り付け方も何度も説明書を見てやり直しても、この状態は変わりません。
……あれ?
問題はアップリカ「クルリラ」のリクライニング角度だった
試行錯誤の末、原因が判明しました。
我が家のアップリカ「クルリラ」のリクライニングが45度まで倒れない原因は、車の座面の角度でした。
車の座面が水平ではなく、背もたれに向けて沈んでいるのです(上図)。
そのためチャイルドシートの基盤自体が斜めになってしまい、最大までリクライニングを倒しても地面との角度は45度に達しないのです(下図)。
座面がフラットタイプの軽自動車に付け替えてみたところ、リクライニングはとても快適な角度になりました。やはり、車の座面の角度が原因です。
チャイルドシートのリクライニング角度調整のやり方
チャイルドシートの基盤を水平になるように設置したいですよね。では、どうしたらよいでしょうか?
いろいろ調べたところ、日本小児科学会の資料に以下のような記載がありました。
6.【正しい角度】:
車の座席の角度で乳児の頭が前に倒れる場合,チャイルドシートは後向きに約 45 度で倒す.車の座席の
形状でこの角度が維持できない場合,硬く丸めたタオルまたはブランケットを,乳児の足元側のチャイル
ドシートの下に押し込み,この角度を確保する.(下図参照)(ただし,チャイルドシートによっては形状な
どによって仕様が異なる場合がある.必ず詳細はチャイルドシートメーカーの取扱説明書を参照のこと).
引用:日本小児科学会子どもの生活環境改善員会の提言
チャイルドシートと車の座面の間にタオルなどを挟み、チャイルドシートの角度を調節するそうです。この方法はシートベルト固定の場合のみで、isofix固定だとできない方法です。
「クルリラ」はisofixとシートベルト両方の固定に対応しています。isofixで固定していましたが、シートベルト固定に変更し、調整してみました。
上記写真の通り、かなり角度が改善しました!
水平まで持っていきたかったですが、シートベルトで固定して不安定にならないバランスを考え、この角度で妥協しました。タオルを入れすぎると、やはり不安定になるのでご注意くださいね。
これにより、子供はかなり乗りやすくなったようでした。お勧めです!!
ただし、アップリカ「クルリラ」の説明書には記載されていない方法です。チャイルドシート商品の正式な利用方法とは言えないので、自己責任でお願いしますね。
アップリカ「クルリラ」はイイ商品!
今回はアップリカ「クルリラ」のリクライニングの問題で新生児が苦しそうという問題が発生しましたが、クルリラという商品が悪いわけではありません。車の座面の問題でした。
我が家は新生児の時の問題を克服し、アップリカ「クルリラ」を1年以上使ってみましたが、とても良い商品だと感じています。
・新生児から成長に合わせてパットなどで調整し長い期間使える
・回転がスムーズ!乗り降りがとても楽
・通気性の良い素材、頑張ればカバーを外してすべて洗えるのも魅力(カバーを外すのはかなり面倒ですが……)
・isofixとシートベルト両方で固定できる
・大手メーカーの中ではお手頃価格♪
isofixとシートベルト両方で設置できるのは、とてもありがたいですよね。ISOFIX非対応の2台目の軽自動車にも設置することができました。
なにより、シートベルト固定が可能だからこそ今回の角度調整ができましたしね。^^
でもアップリカ「クルリラ」の最大の魅力は、価格でした。大手メーカーで同レベルの高機能の中では、楽天やAmazonで購入すればかなりお手頃と感じます。出費ばかりが増えるこの時期、少しでもお安いのはありがたいですよね。^^
【まとめ】チャイルドシートで新生児が苦しそうなら車の座面角度を調整して
今回はチャイルドシートで新生児が苦しそうだったときの原因と対処法をお伝えしました。
自動車の座面に角度がある場合、チャイルドシートのリクライニングの角度にも影響を与えます。それが新生児が苦しい原因のひとつかも。
当てはまる場合は、座面とチャイルドシートの間にタオルなどをはさみ、調整してみてくださいね。(※自己の責任のもとでお願いします。)
今回はアップリカ「クルリラ」で紹介しましたが、他のブランドでもシートベルト固定に対応していれば活用できると思います。
同じように困っている方の参考になれば幸いです。^^
アップリカ「クルリラ」はリーズナブルで良い商品なので、おすすめします♪
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