【妊活】30代の病院デビューはいつがベスト?行かなきゃだめ?痛くない?

妊活・不妊治療

 

 

30代、妊活しているけどなかなか妊娠しない…
そろそろ病院に行くべきなのかな?

なんて考えてる人、いませんか?

はじめての病院は、なかなか勇気がいりますよね。恥ずかしさもありますし…。というか、行かないとダメなのでしょうか?

そんな不安を抱えながら病院デビューが遅れてしまった経験から、実際に病院に通って妊娠した体験と一般的な妊娠率などを参考に、30代の妊活において気になる病院事情をお伝えできればと思います。

この記事でわかること
●どうして妊活で病院に行く必要があるの?
●どれくらい妊娠できなかったら行くべきなの?
●病院では何をするの?痛くない?

また病院デビュー前のあるある不安についてもお伝えします。

恥ずかしさもありなかなかデリケートなお話ですよね、多くの人が後悔のないよう、妊活病院デビューができますように…。

 

 

30代の妊活、病院に行かなきゃいけないの?

そもそも30代だからといって病院に行く必要があるのでしょうか?まずは30代の妊娠状況を確認します。

30代は2人に1人が不妊症!?

最近は30代の出産は珍しくなく、まだまだ大丈夫と思いがちです。しかし、実際の30代の妊娠率を確認すると驚く数値でした。

以下は、健康な人が1年間妊活して、自然妊娠できる確率(1年間避妊しないで性交渉をした場合の年代別妊娠率(海外のデータ))です。

20歳~24歳 86%
25歳~29歳 78%

30歳~34歳 63%
35歳~39歳 52%
40歳~44歳 36%
45歳~49歳 5%
50歳以上  0%
婦人科ラボ『実は思っているほど高くない「自然に妊娠できる確率」』より)

なんと、30代の妊娠率は約50%ほど!30代の人が1年間妊活を頑張っても、約半数の人しか妊娠できないということ。

よく『5人に1人は不妊症』と言われますが、それは20代までの話。30代は『2人に1人が不妊症』ということになりますね。(「不妊症」とは、1年間避妊しないで性交渉をしても妊娠できない場合を言います。)

さらに40代になると妊娠率はグッと下がり、40代前半で36%、後半では5%しかありません。30代は、妊活において危機感を持つべき年齢と言えるんです。

30代の妊活、まずは病院での検査がオススメ!

そんな危機的状況の30代の妊活において、病院デビューが必要な一番の理由は、妊娠できる身体であるかどうかの確認です。まずは検査を受けることがなにより大切。

もし妊娠できない原因があるのに、やみくもに妊活していては時間がもったいないです。結果がはやくほしい妊活だからこそ、検査を受けることには大きなメリットがあります。

実際に私も、初回の検査で「多嚢胞性卵胞症候群」と診断され、妊娠しにくい身体とわかりました。やっぱり原因を知ることは、必要ですよね。

 

30代妊活病院デビューはいつ頃がいいの?

当たり前ですが、個々の考え方によるので、妊活における病院デビューのタイミングに明確な基準はありません

でも基準がないと、なかなか前に進めないんですよね……。デリケートな問題です。

ということで、30代で通い始めた経験と前半の妊娠率のデータから、30代妊活で病院に行くタイミングとして、以下の基準を提案します!

<妊活病院デビューのおすすめタイミング>
●あなたが30代前半なら、1年間の妊活で妊娠できていないとき
●あなたが30代半ばなら、半年の妊活で妊娠できていないとき
●あなたが30代後半なら、いますぐ

30代前半:1年経っても妊娠しなかったとき

30代前半なら、1年間で半数の人は自然妊娠できる可能性があります。1年経ってもダメなら、病院へ行くことを検討しましょう

誰しも「病院に頼らず自然妊娠したい!」と思いますよね。30歳を過ぎたばかりなら、まずは自分たちで自然妊娠を目指してみましょう!

30代半ば:半年経っても妊娠しなかったとき

もしあなたが30代半ばなら、半年ほど頑張って結果が出なければ病院へ行ってみましょう

不妊治療の病院に通い始めてから結果がでるまで、数年かかる人がほとんどです。30代半ばの人は、数年たったら40歳!40歳になると妊娠率はガクンと下がりますし、流産リスクもグッと上がります。1年間はちょっと長いです、少し早めに動きましょう。

30代後半:いますぐ!

そして、もしあなたが30代後半なら、自然妊娠に挑戦する前に、パートナーが見つかったらすぐに病院へ行くことをおすすめします。

もちろん、自然妊娠を諦めるという意味ではないですよ。まず検査を受けて、異常がないかどうかを確認しておきましょう。40歳前となると、年々妊娠率は下がりますし、少しでもはやい対応が必要とされます。まずは不妊の検査を受け、その結果を聞いてから、その後の選択をしてほしいのです。

行けるならいつでも行くべし

妊娠に年齢は大きく関係します。上記の年齢に関係なく、もし行けるならいつでも行ってみてくださいね

病院に行くことを恥ずかしがる必要はありません。妊娠に『老化』は最大の敵とされており、病院側は「はやく来てください!」 というウェルカムスタンスです。30歳を超えているのなら、「早すぎる」なんてことはありません!

 

病院では何をするの?痛くないの?

では、病院に行ったら何をするのでしょうか?やはり、恥ずかしさが先行してしまいますよね……。また痛みについても心配です。

まずは検査

まずは、あなたの身体が妊娠する準備が整った身体であるかどうかの検査をしてくれます。

検査はやはり、下半身の衣類はすべて脱ぎ、専用の椅子で診ていただきます。子宮がん検診などの時と同じです。恥ずかしさは否めません……。でも痛みはほとんどありませんので安心してください。(必要があれば、痛みを伴う検査を行うこともあります。)

もし異常があり、対応方法があればそれに沿って治療を行います。筋腫があれば摘出手術をしたり、ホルモン補充の薬を服用するなど、様々です。

次に自然妊娠の手助け

検査後、実はすぐに人工授精や体外受精など専門的な治療を行うことは少ないです。まずは自然妊娠の手助けをしてくれることがほとんどです。

妊娠しやすい排卵日を正確に確認し、必要があればホルモン補充を行い、自然妊娠を促します。何度も通院する必要がありますが、自然妊娠の手助けであれば、病院に行く不安も減るのではないでしょうか?

とはいえ、検査のとき同様、専用の診察台に下半身の衣類を脱いで受ける必要があります。これについては、産婦人科に通う以上、つらいですが必ず必要だとお考えいただければと思います……。

望めば人工授精や体外受精

自然妊娠を目指してもなかなか妊娠しない、もしくは身体に異常があり自然妊娠が難しい場合、人工授精や体外受精を勧められます。今は保険適用になり、挑戦しやすくなりましたね。

 

ここまで読んできただき、病院への抵抗感は少しは減ってきたでしょうか?完全に不安は消えませんよね……。

少しでも心が軽くなるよう、病院に行く前に感じるよくある不安について紹介します。

【妊活病院デビューの不安①】検査だけでもいい?

もちろん、検査だけ希望の病院デビューで問題ありません。病院は当たり前のように検査をしてくれます、その後どうするかは個人の判断です。

ただし、最初の検査ですべてがわかるわけではない!ということは知っておいていただきたいです。はじめは基礎的な検査のみを行います。治療を進めることになればその中で、都度必要に応じて細かい検査を行っていきます。今の不妊治療はその流れが主流のようです。

私も治療途中で経過に合わせた検査を行い、異常が見つかったことがあります。都度それに合わせた対応を行いました。

そのためか、30歳を超えて受診をすると、基礎検査で異常が出なくても病院側からなにかしらの治療の提示があることが多いです。ご自身の年齢と将来の希望を踏まえ、ご夫婦でしっかりと相談してみてくださいね。

【妊活病院デビューの不安②】病院の選び方は?

意外と大切なのは、病院選び!恥ずかしさも抑えながら行くわけですし、長く通う可能性もあります。病院との相性はとっても大切ですよね。

スムーズな妊活病院デビューのために、病院の選び方についてはこちらにまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。↓

【妊活】失敗したくない病院の選び方!治療実績・口コミどうやって調べるの?
不妊外来を受けたいけれど、「変な病院に行きたくない…」と思いますよね。恥ずかしさもあります、病院選びは絶対失敗したくないと思うのは当たり前。 でも病院のホームページは表面的な内容だけ。妊娠に加齢...

【妊活病院デビューの不安③】夫婦で行かないとダメ?

夫婦間で妊活への意識は様々ですよね、中には旦那様に相談しづらい方もいらっしゃるかもしれません。旦那様に内緒で、奥様だけが病院へ行くことは問題ありませんそのような家庭は多く、病院側も慣れていらっしゃいます。

ただ忘れてはいけないのが、不妊の半数は男性に問題があるということ!男性の検査もしないと、不妊検査の意味がないということです。

もし旦那様に相談しづらければ、病院に相談してみましょう。病院側も慣れていらっしゃるので、それに合わせた対応をしてくださる可能性が高いです。

私は内緒でひとりで病院に行きました。自分の検査結果をもとに旦那に話をし、旦那は病院へ行かず、私が精子を持参して検査してもらいました。夫婦で行かなくてもできることもあるんです。

【妊活病院デビューの不安④】痛みはあるの?

まず初回の検査であれば、下半身の衣類をすべて脱ぐという恥ずかしさはありますが、痛みはほとんどありません。

稀に先生が雑で、痛みを感じることもあります。こればっかりは、運でしょうか……。

治療を進めていくと、どうしても痛みを伴う検査もあります。身体の状態による必要性や、本人の意思にもよります。必ず受けなければならないわけではないので、その時に考えていただければ大丈夫だと思いますよ。

 

【まとめ】30代妊活の病院デビューのタイミングはいつ?はやめがオススメ!

 

30代は妊娠率が低い年齢であり、焦る必要がある時期です。とはいえなかなか最初は勇気がいりますよね……。以下を基準に検討してみていただければと思います。

●あなたが30代前半なら、1年たっても妊娠しないときは病院を予約しましょう。
●あなたが30代半ばなら、半年たっても妊娠しないときは病院を予約しましょう。
●あなたが30代後半なら、いますぐに病院を予約しましょう。
※もし勇気が出たら、年齢関係なく、病院へ行きましょう!

病院では人工授精や体外受精などの専門的な治療だけでなく、自然妊娠の手助けをする治療もあります。不妊治療の保険適用もはじまって、今は妊活で病院を訪れることは「常識」に近くなっています。病院に抵抗感を持たず、気軽に相談していただきたいと思います。

私の妊活病院デビューは30代半ば、妊娠できたのは40歳。高齢なんでしょうね、大量出血や子宮口の問題で、ずっと危険な妊娠生活でした。やはり可能であれば、少しでもはやい妊活をおすすめします。^^;

ひとりでも多くの方が、後悔のないよう妊活病院デビューができますように……。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました