喪中はがきを出す際、「年賀状じまい」も同時に行いたいと思う方は多いのではないでしょうか。
喪中はがきで「年賀状じまい」をすることは、問題ないとされています。ただし、お相手に不快な思いをさせないよう気を付ける必要があります。
喪中はがきで「年賀状じまい」をする際に気を付けるべき注意点と、文例(テンプレート)をご紹介しますね。
年末は忙しい時期です、簡潔に「喪中の連絡」と「年賀状じまい」を行いましょう。
喪中はがきで年賀状じまいは失礼?
喪中はがきで「年賀状じまい」をお伝えすることは、問題ありません。
喪中はがきには基本的に添え書きはしてはいけないマナーがあるため、年賀状じまいをしては失礼なように感じますが、一般的には問題ないとされているようです。
ただし、なかには喪中はがきで年賀状じまいをすることを失礼と感じる方もいらっしゃるので、お相手によっては、年が明けて寒中見舞いで連絡するなどの配慮を行いましょう。
喪中はがきで年賀状じまいをするときの注意点
喪中はがきで「年賀状じまい」をしても問題はありませんが、いくつか気を付けるべき点があります。事前に確認しておきましょう。
①文面の主は喪中
喪中はがきで「年賀状じまい」をお伝えする場合、文面は喪中の連絡がメインになるようにしましょう。
喪中はがきは、故人が亡くなったこと、新年の挨拶ができないこと、感謝の気持ちなどを伝える役割があります。年賀状じまいはあくまで付属の内容であるため、連絡の主とならないように気を付けましょう。
②句読点は使わない、行頭は下げない
文面を作成する際は、句読点は使わない、行頭は下げないようにしてください。
喪中はがきには、句読点は使わない、行頭は下げないという書き方のマナーがあります。年賀状じまいの内容をお伝えする際も、喪中はがきのマナーは守るよう気を付けましょう。
③添え書きはしない
はがきには、添え書きはしてはいけません。
喪中はがきでは、近況報告や感謝の意であっても、添え書きはマナー違反にあたります。年賀状じまいをお伝えする場合、失礼にあたるのではと一筆添えたくなりますが、添え書きは控えましょう。
ただし、葬儀参列のお礼や故人との思い出話などは、一筆添えても問題ないと言われています。
喪中はがきで年賀状じまいを連絡する時期
喪中はがきで年賀状じまいを連絡する時期は、通常の喪中はがきと同じ11月~12月上旬で問題ありません。
亡くなった時期が12月など、12月上旬までに間に合わなかった場合は、年明けに寒中見舞いで喪中であったことを連絡します。その際に、年賀状じまいの連絡も添えるとよいでしょう。
年賀状じまいを付属で連絡することを失礼と感じる方もいらっしゃいますし、最後のはがきでのご挨拶として、遅れないように注意しましょうね。
喪中はがきで年賀状じまいをする文例(テンプレート)
喪中はがきで「年賀状じまい」をする場合の文例(テンプレート)をご紹介しますね。
特に決まりなどはありませんが、年賀状を辞めることに加え、今後も変わらぬお付き合いを希望していることが伝えられると、温かみを感じられるのではないでしょうか。^^
今年○月に ○(続柄) ○○(名前)が永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に感謝申し上げます
なお 勝手ながら 今後はどなた様へも年賀状での新年のご挨拶を控えさせていただくことといたしました
何卒ご了承のうえ 変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします
令和○年○月
引用:挨拶状・案内状はがき印刷「喪中はがきの例文(文例集)と書き方のポイント」
今年○月に ○(妻) ○○(静子) が永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に深謝申し上げます
なお 毎年の年賀状ですが 高齢のため本年をもって失礼させていただこうかと思っております
今後も末永くご厚誼のほどお願い申し上げます
令和○年○月
引用:挨拶状・案内状はがき印刷「喪中はがきの例文(文例集)と書き方のポイント」
喪中はがきで年賀状じまいは、郵便局でも依頼できる?
郵便局を利用して、喪中はがきで「年賀状じまい」をすることも可能です。
郵便局では、喪中はがきの印刷をネットから依頼することができます。ネットから注文する際、文面は自由に変更できるようになっていますので、上記の文例(テンプレート)を参考に作成してみてください。
他のネット印刷業者も、同じように対応できるところがほとんどですよ。ぜひ、上手に活用しましょう。
喪中はがきで年賀状じまいをする際は、マナーを守って失礼がないように
喪中はがきで「年賀状じまい」をお伝えすることは、問題ありません。
しかし、なかには失礼と感じる方もいらっしゃることを忘れずに、マナーや期日を守って丁寧に連絡しましょう。
なにごとも、気持ちが大切。忙しい時期ではありますが、丁寧に取り組み、失礼のないよう気を付けましょうね。
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