結婚してわかったのですが、「自衛隊員は転勤が多い」というのは、ちょっと違います。
うちの旦那は自衛官になってから18年間、一度も転勤していません。旦那の先輩の中には、もっと長い人もいます。
「転勤は必ずある」ということは本当ですが、「転勤が多い」とは限りません。
自衛官と結婚した後の転勤頻度をご紹介します☆彡
※この記事は、「旦那が自衛官」という前提でのご紹介です
※自衛隊専門用語は、わかりやすく一般の言葉に変えています
（例：転属⇒転勤 退官⇒退職 等）
陸上自衛官と結婚したら転勤が多いはウソ？
陸上自衛官と結婚したら、転勤は必ずつきものです。しかし、転勤の頻度は階級や役職で大きく変わりるものです。
実は、転勤頻度が少ない自衛官の方が多いんです。
陸上自衛官の人数の割合
自衛官の階級や役職はややこしそうですが、実は一般の企業と同じ。
ピラミッド型です。
上の人ほど、人数は少なくなります。年齢が上がれば上がっていくと思われがちですが、実際には狭き門。
退職まで大きな役職を持たない自衛官の方が、数が多いのです。
転勤が多いヒトと少ないヒトの割合
転勤の頻度については、ピラミッドの上に上がるほど増えていきます。下の人たちの転勤頻度は、少ないんです。
大きな役職を持たない自衛官の転勤頻度はそんなに多くはありません！
つまり、ピラミッドの下にいる転勤頻度が少ない自衛官の方が、圧倒的に多いのです。
「陸上自衛官と結婚した」と知人に伝えると、頻繁な転勤の心配をされますが、我が家はそんなに心配する必要はありません。
旦那様は大きな役職を持っていませんし、「今の職種を極める」と、上を目指すことはしないと断言しています。つまり、そんなに頻繁な転勤はないということ。
結婚する相手がエリートであれば頻繁な転勤は避けられませんが、実は大半の妻はそこまで身構えなくても大丈夫なんです。
◆転勤が少ない自衛官（頻度・希望・断れる？）
陸上自衛官の転勤頻度は役職により異なりますが、実際どれくらいなのでしょうか？
まず、大きな役職を持たない大半の自衛官についてです。
大半の自衛官の転勤頻度
大きな役職を持たない自衛官の転勤頻度は、生涯に２～４回程度（平均）です。
すべての自衛官は、30代くらい？（人それぞれ）に階級を上げるために、必ず現在の駐屯地の区域とは別の区域に転勤しなければいけないそうです。そのために必ず生涯に１度は転勤するようです。
それ以外は、その時の配属先の都合で数年に一度、転勤のお話が来るようです。
頻度はあくまで数年に一度。そんなに身構える必要はありません。
断ることはできる？
ちなみに、大きな役職を持たない自衛官は転勤を断ることもできます。
転勤の場合、辞令が出る前に事前相談があります。そのときに、「家族の状況で動けない」「配属先の仕事状況が希望に沿わない」などの理由で断ることはできるそうです。
ただし、断る理由が個人的理由の場合、その後の昇進に大きく響くそう……。
といってもやっぱり、日頃の勤務態度がしっかりしていれば、無茶な転勤話は来ないそうですよ！
特に家族を大切にする自衛隊。家族状況も考えながら提案してくれているのを感じます。
（たまに、あまりに使えない？などの理由で無茶な転勤の話があるとかないとか……は聞きます…。）
希望は出せる？
日頃の勤務態度が良ければ、ある程度は希望に沿ってもらえるようです。
旦那は、転勤先の希望を毎年聞かれているそうで、３つの希望駐屯地を提出しているとのこと。
必ず反映されるとは限りませんが、可能な限り対応しようという配慮は感じられます。
・希望の駐屯地ではなかったが、希望の地域が反映されていた
・マイホームを建てて単身赴任を選んだ人の大半は、数年で帰ってきている
上記は旦那の周囲での転勤のお話。必ずではないですが、大きく希望から離れることはなさそうです。
旦那の話を聞く限り、日頃の勤務態度によって上（自衛隊）の配慮があるかどうか、という印象です。＾＾
ただし単身赴任みたいな期間は多々ある
ただし！
転勤はしていないけれど、単身赴任みたいな期間が時々あることはお忘れなく……。
自衛官には「訓練」や「教育」など、長期間帰ってこない期間があります。
長いときは１～２か月。
ほぼ単身赴任です。＾＾；笑
◆転勤が多い自衛官（頻度・希望・断れる？）
では大きな役職を持つエリートの自衛官の人たちは、どうなるのでしょうか？
（ちなみに『幹部』は誰でもなれるそうで、エリートとは限らないそうです…旦那余談）
大きな役職を持つ自衛官は、転勤は１～２年に１度はあるそうです。全国各地、どこに行くかはわかりません。
もちろん断ることはできません。転勤の頻度が多すぎて、希望なんてあってないようなものだそう。
事前の相談などもないことが多いそうで、ついていく家族は本当に大変なのだそうです。単身赴任を選ぶ家庭も多いですね。
陸上自衛官転勤の「時期」
陸上自衛官の転勤の時期は、役職に関係なく、毎年２回と決まっています。４月１日と８月１日付での転勤です。
つまり、３月と７月が引っ越しに当たります。
７月は問題ないですが、３月の場合は引っ越し業者の繁忙期。ちょっと大変そうです。
陸上自衛官転勤の「費用」「手当」
陸上自衛官の転勤費用はどうなるのでしょうか？
自衛官の転勤には手当が支給されます。
2020年から実費支給に変更され、ほぼ赤字になることはありません。
とはいえ、少しの負担はありますし、注意点もあります。
詳しくは別にまとめましたので、こちらをご参照ください。
↓↓
妻はどうする？マイホームがあったら？
陸上自衛官と結婚して驚いたことですが、転勤に必ず妻が付いていくとは限らないようです。
妻・子供を故郷に残した単身赴任は多いです。
さらに、単身赴任を前提にマイホームを建てている家族も多いです。
特に子供がいる場合、マイホームを建てて旦那だけが単身赴任という選択を取る家庭もたくさんあります。やはり親としては、「できる限り転校させたくない」という気持ちが大きいですよね。＾＾
【まとめ】自衛官の大半は転勤は２～４回！ただし役職のある人は頻繁です
ということで、陸上自衛官の転勤頻度について解説しました。
「自衛官は転勤が多い」は誤解です！転勤は必ずありますが、みんなが多いとは限りません。
一部の人は頻繁に転勤がありますが、大半の自衛官は生涯で２～４回程度です。
出会った人がどちらに当てはまるかわかりませんが、転勤がイヤな奥様にとっては、ピラミッドの下の方だといいですね。＾＾
あ、もちろんお給料は上の方がいいですよ！
我が家はそこは、求めません。苦笑
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